サイエンスノート
  データベースはサイエンスノートが含まれており,データベースに保存された特性に関する基本事項が,教科書のスタイルで説明されています.データベースを調べている際に特性の名称をクリックすると,それに対応するサイエンスノートが表示されるようになっています.この機能により,学生を単なる特性データ値の確認から基礎的な原理に誘導することができます.


   サイエンスノートでは材料に関する標準的な教科書を参照しています.ここには,トピックに対する適切な情報が掲載されている教科書中の章が記載されています.これにより,教育コースでのGRANTA EduPackの利用効果が向上します.

   授業での多様な要望に答えるため,レベル1から3の3種のデータベースが用意されています.レベルが1から3に上昇することにより,データベースに含まれる材料と製造プロセスに関するレコード数が増加します,また,各レコードに含まれる情報量も多くなります.すべてのレコードには,材料と製造プロセスに関する概要,その適用範囲,そして設計と製造で利用する際の指針が示されています.実際問題への適用を学生に分りやすく説明するため,材料のレコードにはそれが使用されている製品の画像が入っています.また,製造プロセスのレコードには,その内容を示す画像が含まれています.このデータベースは,通常のデータ源に比べてはるかに優れており,材料と製造プロセスについての学習ということではユニークな情報源となっています.

   もちろん,このデータベースは,特性に関する総合的な情報源として利用できます.そして,個々のデータには“欠落”がないという重要な特徴があります.欠損値は推測量で補われていますが,どのように処理されたのかはデータシート中に記されています.したがって,研究が欠損データのために不完全になることなく,データベースを材料と製造プロセスの比較,分析,かつ選定のために使用することができます.材料データの分析にはGRANTA EduPackソフトウェアに含まれるツール使用します.

   データベースは,材料と製造プロセスを解説だけでなく,学生が両者の関係について調べる際にも役立ちます.すべての材料のレコードは,その製造のために利用できるプロセスのデータとリンクしています.逆に,すべてのプロセスのデータには製造可能な材料のデータとのリンクがあります.

レベル1の材料データベースの表示. 左側の画面には全材料がツリー構造で示されています.データシートにはアルミ合金に関するレコードが表示されています.  

GRANTA EduPackソフトウェアによるブチルゴムに対するレコードの表示:データベース中の特性に関するサイエンスノートが表示されています.

GRANTA EduPackのデータベース


   GRANTA EduPackでは,ソフトウェアだけでなくデータベースが重要な役割を果たしています.そこには,材料特性と製造プロセス情報に関するデータ,さらには“サイエンスノート”が含まれています.


   材料特性と製造プロセスに関するのデータは,工学,材料あるいは設計に関連する教育コースの学生と教師にとって有益です.ポリマー,航空宇宙,エコおよび建築などの特定の分野のエディションでは,それぞれに特有の特性データが追加されています.さらに,工学,材料あるいは物理の教育コースを支援するため,周期表にあるすべての元素の特性データベースが用意されています.

材料特性とプロセス情報

   GRANTA EduPackには,材料および製造プロセスに関するデータベースが含まれています.これはユニークで総合的に閲覧可能な情報源で,工業用材料(セラミックス,金属および合金,複合材料,ポリマーおよびエラストマーなど)および製造プロセス(成形,接合,表面処理)に関するデータが保存されています.データベースには,個々の材料と製造プロセスについての説明,画像および技術的・経済的・エコ的特性が含まれています.

 元素のデータベース

    GRANTA EduPackの元素データベースでは,周期律表に含まれる元素に対し,結晶学,機械,熱および電気に関する特性データを提供します.このデータベースは,材料科学コース,物理学コースあるいは材料に関するより基礎的な知識が要求される工学系のコースで価値があります.
   周期表中には,結晶学的,構造,機械,熱,電気・磁気,拡散および界面エネルギーの特性に関するフィールドが存在します.下の画像はデータ利用法の一例です.ここでは,密度が原子番号に対してプロットされており,その周期的な変動が示されています.他の量についても,このような基本的な関係を同様に調べることができます.